早いものでもう11月です。
クリスマスと年末まであっという間!なんとなーく慌ただしくなってきますね。
年末年始で気を付けなければならないのは住宅犯罪です。 慌ただしい年末を狙って12月は空き巣被害が増加します。
実は 空き巣の侵入を許す原因の多くは「施錠をしていないこと」なんです。「ちょっとそこまで・・・」や「2階に家族がいるから鍵は閉めなくても・・・」そんなほんのちょっとの油断での空き巣被害にあってしまうそうです。
皆さまは玄関や窓の施錠、ちゃんとしていますか?防犯対策についてもう一度考えてみましょう。

岡崎市学区別犯罪発生ワーストランキング平成30年9月末

★☆★☆ 防犯対策4つのポイント ★☆★☆
①「時間」・・・侵入に時間をかけさせる
都市防犯研究センターの資料によると、侵入に手間取り、侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元泥棒が約17%、「2分を超えて5分以内」と答えた元泥棒は約51%となっています。つまり、泥棒の攻撃に対し建物部品が「5分」耐えることができれば、約7割の泥棒が侵入をあきらめるということなのです。

玄関ドア防犯対策のリフォームでは、重視したいのは鍵の種類です。
鍵穴が「く」の字になっているディスクシリンダーは広く出回っていますが、ピッキングの被害に遭いやすいとされています。ピッキングに対して強いとされている防犯性の高いディンプルシリンダーに交換することでピッキング被害を防ぐことができます。ディンプルシリンダーは、鍵の表面にくぼみが複数ある形状です。
ディスクシリンダー
ディンプルシリンダー
その他、補助錠をつけたり割れない防犯ガラスにしたり防犯シートを貼って侵入口を強化しましょう。
さらに強固にするには防犯シャッターを閉めることです。防犯ガラスや防犯シートは、ガラスを割られたときの防御策とはなりますが、できればガラスを侵入者に割られることは避けたいものです。シャッターを取り付けて、夜間や長期の外出時に閉めておくと、ガラス割りによる侵入自体を防ぐことができます。また、日中の在宅時の備えとして防犯ガラスにしておくことで、容易には割られない安心感が得られます。

②音・・・音で威嚇する。警報機や防犯砂利を活用する。

最近では、ホームセンターなどでも、よく見かけられるようになった防犯砂利ですが、ただ敷き詰めるだけではあまり効果を発揮できません。まずはきれいに草を抜き、その上に防草シートを敷きます。音がちゃんと鳴る砂利の厚みは、3センチから5センチです。特に玄関前のアプローチなど人の出入りが激しい場所は注意が必要です。砂利は性質上、人が上を歩くと足の横から端へ端へと砂利が押し出されてしまいます。もし砂利の高さが十分でないと、人が歩いているうちに砂利がどんどん横へ広がってしまい下の防草シートがむきだしになってしまいます。適切な量を敷きましょう。

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