ホテルライクを楽しむ、大人の広びろＬＤＫ

すっきりと落ち着いた大人のインテリア奥から和室・居間・キッチンと別々の用途で３つの部屋を使っていました。

居間では大きなソファーを少し窮屈に使っていらっしゃるようでした。

それぞれ6帖の３部屋の間の壁を抜き、一つの大きなLDKを作るという大型リフォームです。

リフォーム後は大きなソファーセットとテーブルをゆったり置き、落ち着いたリラックススペースになりました。

インテリア計画は、テレビの壁はシックなグレーのレンガ調。床はホワイトで色数を抑えた「ホテルライクインテリア」一番奥の壁と手前のテレビ用の壁の色を変えたことで、部屋の奥行きを演出します。

ソファーでゆったり、ダイニングテーブルもゆったり和室と居間の間の壁を抜いて一つにつなげました。

ダイニングで夕食をとった後は、ソファーでゆったり夫婦の時間を楽しみます。

手前にキッチンがありますが、極力生活感のあるものを隠せる設計にこだわったため、一時日常を忘れる静かな時間です。

リビング側からキッチンを望む。

キッチンに立つご主人の手元はこちらからは見えませんが、キッチン側からは部屋全体を見渡すことができます。

22帖のＬＤＫは想像以上に広く感じることができました。

左側に見える4枚の引き戸の奥は和室。リフォーム前の和室とは続きの和室で、襖が入っていました。

ＬＤＫを洋風のインテリアにするため、壁紙と同じホワイトの引き戸に変更しました。

チェストの上に飾られている絵画は、ご夫婦の船出、ご結婚時にまつわる大切な絵だそうです。

この絵を飾るためにピクチャーレールを付けました。

専用のスポットライトに照らされています。

ディスプレイ

カウンターの奥、リフォーム前の間取りの柱・梁との関係によりできたデッドスペース。

ご主人のコレクション、切子グラスや美しいお酒ボトルの飾り棚になりました。

天井に付けたスポットライトに照らされて輝くグラス。

さらに天板をガラスにしたことで、ライトの光が全体に行き渡り、美しく浮かび上がらせます。

ここはご主人の癒しのスペース！

予期せず生まれたデッドスペースですが、ご主人の遊び心たっぷりの余裕のある暮らしの象徴のようなスペースになりました。

テレビボード裏の収納スペース

リフォーム前の間取りでは押入れでした。

押入れの中央の柱が、家の構造上抜くことができなかったためこの柱を残し、壁掛けテレビ用の壁を立ち上げました。

そしてテレビ用の壁の裏を収納スペースにしました。

この収納スペースはリビング側からは死角になるため、生活感の出てしまう日用品の収納に適しています。

リビング側から見えないので収納に扉をつける必要がなく、扉の開閉なしの収納はとても便利です。

可動棚式なので、持ち物により棚のサイズを変えることができます。

キッチンからリビングダイニングを一望できます。

リフォーム前の間取りでは独立したキッチンでしたが、これからはお料理をしながらご家族とお話をしたり、テレビを見ることもできます。

食事をするダイニングテーブルまでの動線も圧倒的に短くなり、毎日の家事が格段に楽になりました。

奥様の選んだ「パラベージュ」というカラーは、落ち着きがありつつ内側から上品に光るような印象です。

出窓をふさがない幅でオーダーされたキッチンキャビネット。その上の壁に付けた棚には、キッチン小物のほかに、美しいコーヒーカップを飾ります。

生活感の出てしまうキッチンをリビング側から見せないための、高いキッチンカウンター。出窓の高さと幅を考えたダストボックスまで、設計プランの段階から細かく打ち合わせをしました。

生活感のある浄水器や小物をリビングから隠すため、キッチンのカウンターを高くしました。

ご夫婦はリビングからキッチンが見えない間取りをご希望でした。

リビングを「生活感の感じにくいスペースでリラックスしたい」との思いです。

そのため、キッチンの側面には高さのある作り付けの飾り棚を作成し、キッチンの作業手元を完全に隠すことにしました。

リビング側からはキッチンの手元は見えませんが、キッチンに立てばお料理中にリビング全体を見渡すことができます。